カーボンニュートラルと薪ストーブの微妙な関係・・・薪ストーブは本当にエコなの?

ステップ1 支出を見直そう!
ネコ
ネコ

薪ストーブはカーボンニュートラルって言われているけど本当なの?

チョコ
チョコ

CO2の排出量と吸収量がイコールであればカーボンニュートラルなんじゃない?

ネコ
ネコ

じゃぁ、山火事はカーボンニュートラルなの?

チョコ
チョコ

ムムム。

我が家には薪ストーブがあります。薪ストーブは、その暖かさと、リラックス効果があるといわれている火の1/fゆらぎ、パチパチという音などが魅力です。

薪ストーブのある生活は、輻射熱や遠赤外線のおかげで冬は家じゅうあったかいし、洗濯物もしっかり乾くのですごく快適です。子供たちは家のなかでは、冬でも半袖半ズボンで過ごしています。

また、薪ストーブはを3回暖めてくれると言われていて、薪を割る時、薪を運ぶとき、火をつけたときです。

そんなスローライフなイメージがある薪ストーブは、2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故をきっかけに設置する家庭が増加しました。

最近では、パンデミックの影響で巣ごもり生活が増え、薪ストーブに興味を持つ人が増えているようです。

さらに、薪ストーブは、カーボンニュートラルであり環境保全の観点から、薪ストーブ施工に際し補助金を交付する自治体が増えています。

薪ストーブ補助金一覧 | 薪ストーブの魅力満載エープラス (aplusinc.jp)

この記事を読むとこんなことがわかります。

・薪ストーブはエコなのか?

・カーボンニュートラルとは?

ネコ
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カーボンニュートラルってなんだっけ?

チョコ
チョコ

簡単におさらいしよう

カーボンニュートラルってなに?

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量を、植物などによる吸収との相殺で「実質ゼロ」にすることです。

日本は、2020年10月26日の菅元首相が、2050年までに、カーボンニュートラルの社会の実現を目指すことを宣言しました。

カーボンニュートラルとは – 脱炭素ポータル|環境省 (env.go.jp)

チョコ
チョコ

化石燃料ではなく、木を燃やすことでカーボンニュートラルに貢献。

ネコ
ネコ

へぇ~。木を燃やしてカーボンニュートラルなら、森林火事もカーボンニュートラルなの?

チョコ
チョコ

面白い発想だね・・・。

暖かくで環境にも良いといわれている薪ストーブですが、本当にカーボンニュートラルなのでしょうか?

薪ストーブに使用する薪について

森を健全な状態に保つには、適切な間伐が必要です。間伐採により、森の二酸化炭素吸収を促進し、風害や雪害の危険性を低減させることもできます。

しかし、林業の不振から森林は適切な間伐がされず、山に放置されているケースもあります。

間伐採は、河川事務所や森林公園などでおこなわれて、無料で配布したりしており、このような木を薪として利用することで、適切な間伐を広め、森を健全な状態にすることができます。

化石燃料との違いについて

石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料は使えばなくなってしまう再生不可能エネルギーですが、薪を燃焼させると、生体内の炭素を二酸化炭素に変えて空気中に排出しますが、燃焼の過程で排出される二酸化炭素の量は、もともと地上で吸収した二酸化炭素量と同じであり、まさにカーボンニュートラルです。灰を土に返すことで、木が育ち、二酸化炭素を吸収してくれます。

森林火災はカーボンニュートラル?

2018年のアメリカのカルフォルニア、2019年のアマゾン川流域、2019年のオーストラリアなどで発生した山火事など 世界各国で大規模な森林火災が発生しています。

ネットを見ていると「木を燃やして排出される二酸化炭素の量が、吸収した二酸化炭素量と同じならば、山火事も薪ストーブも同じカーボンニュートラルなのでは?」という質問がありました。

薪ストーブは、間伐採された木を燃やしています。間伐採を行うことで、森が健全に保たれ、 二酸化炭素吸収を促進するという効果があります。

一方、森林火災は、森林を焼いてしまうため、森林が育つどころか壊滅してしまいます。

CO2を吸収・固定する森林の面積が減少してしまうということは、大気中のCO2濃度を一気に高めます。当たり前ですが、二酸化炭素を吸収してくれるはずの木がないのであれば、カーボンニュートラルにはならないと考えられます。

山火事多発が示す悪循環 林業重視の森林政策、転機に: 日本経済新聞 (nikkei.com)

薪ストーブはカーボンニュートラル?

では、薪ストーブは本当にカーボンニュートラルなのでしょうか?

間伐採された木を燃料とした場合、カーボンニュートラルと言えます。しかし、木を伐採する際に使用するチェーンソーに使用する燃料や薪を運搬する際に発生する燃料は、化石燃料を使用しています。

この化石燃料は、二酸化炭素の排出をプラスにしてしまうため、薪の調達から燃料までと考えた場合、カーボンニュートラルにはなりません。

一方、薪を配達後から燃料と考えた場合は、完全なカーボンニュートラルになります。

まとめ

薪ストーブを導入したことで、薪の調達を通し環境について考えるようになりました。

薪ストーブは、化石燃料のみを利用した場合と比較した場合、環境に配慮した暖房器具といえるかと思います。

とはいえ、人口密度が高い東京などの都市部で一斉に薪ストーブを利用した場合、煙による大気汚染が考えられます。

また、日本の山林は土地の所有関係が複雑だったり、道が少なかったりと作業効率が低い、高齢化問題などの問題があり、間伐採が適切に行われていないというケースがあります。

現実と理想の間には大きな溝がありますが、あまり堅苦しく考えず、エアコンと薪ストーブを併用するなどの選択肢もあってはいいのではないでしょうか?

薪を調達したり、割ったり、乾燥させたり、火が付くまでに時間がかかったりなどなど、ちょっと面倒な薪ストーブですが、その分多くの沢山の魅力があります。

世界有数の森林国である日本に住んでいることに感謝しつつ、薪ストーブライフをエンジョイしていきたいと思います。

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