【おすすめしたいビジネス本】グリーン・ジャイアント

ステップ3 投資を始めよう!

今回は、お勧めしたいビジネス本として、グリーン・ジャイアントを紹介します。ビジネスパーソンだけでなく、就活中の方や、フリーランスの方にも是非読んでいただきたい本です。

「グリーン・ジャイアント」とは?

グリーン・ジャイアントとは、サスティナブル・エネルギー時代のあらたかグリーン・エネルギーの巨人のことです。

「・・・?」ですよね。まずは、背景からみていきましょう!

2021年10月26日に、菅元総理が「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言し、話題になりました。

菅総理所信表明演説「2050年までに脱炭素社会を実現」 (sdgs-support.or.jp)

また、岸田首相は、イギリスで開催中の気候変動対策の国際会議「COP26」の首脳級会合に出席し、政府が掲げる2030年までの温室効果ガス46%の削減目標(2013年度比)をアピールする考えです。

カーボン・ニュートラルってなに?

カーボン・ニュートラルとは、「排出を全体としてゼロ」にするという意味です。二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」 から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引き、合計を実質的にゼロにすることです。

カーボンニュートラルとは – 脱炭素ポータル|環境省 (env.go.jp)

なんで話題なの?

若き環境活動家、グレータ・エルンマン・トゥーンベリさんで注目されたこともあるかもしれませんが、カーボン・ニュートラルは、もやは止められない世界的な動きなのです。その理由について、ざっくりと説明していきます。

1.再生可能エネルギー

さて、最近、よく耳にするようになった、「カーボンニュートラル」は何故こんなに話題になっているのでしょうか? そこには世界各国の経済復興にむけたバッチバチのやり取りがあるのです。

あの大金持ち、ジョン・ロックフェラーが創立したエクソンという会社をご存じでしょうか?エクソンは、石油の9割を握り、「富と権力」の象徴でした。そのエクソンがネクステラという地方の再生可能エネルギー会社に時価総額で一瞬でしたが負けたことで世界がざわつきました。

米ネクステラとエクソンの時価総額逆転、エネルギー転換反映=UBS | ロイター (reuters.com)

2.炭素のお値段

この地球温暖化を止めようの流れに乗って、お金儲けをしようとしている動きがあります。「炭素税」といって、二酸化炭素の排出量に応じて企業から税を徴収しており、日本でも2020年から導入が検討されています。そんな中、敏感に反応しているのが、世界の企業家です。企業家は、炭素はリスクと考え、企業に二酸化炭素を排出する案件から撤廃を迫っています。このムーブメントのことを「ダイベストメント」と呼びます。

3.日本はどうなの?

997年に京都で開催された国連気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で京都議定書(温暖化に対する国際条約)が採択され、世界中から注目を浴びました。その頃の日本は、再生可能エネルギーとして、原子力発電に注力していました。しかし、2011年に福島第一原発事故が起こり、一気に火力発電大国となりました。現在の日本は、LNG火力27%、石炭火力 26%、原子力 22%、再エネ 22%、石油 3% となっています。「原発=悪いもの」のイメージになっている人も多いかもしれませんが、再生可能エネルギーという視点で考えるとちょっと違う見え方になるかもしれません。

4.流行りもの?

このSDGsとかカーボン・ニュートラルの動きを「流行りもの」と考えているとヤバいです。ミレニアル世代、Z世代は環境や社会に良いことをしている企業のものしか買わなくなってきます。このことを「エシカル」消費といいます。過去に囚われている人は「流行りもの」といって何もせず、未来を見ている人は積極的に取り入れています。

5.トヨタとテスラの戦い

これは、是非本書を読んで頂きたい!めっちゃバッチバチの戦いで、これが分かるとニュースとかもおもしろくなります。世界企業時価総額ランキング トップ50位に唯一入っている日本企業のトヨタはどんな戦略を立てて、どう戦っているのか? 世界のEV化の流れと共にわかりやすく説明してあります。

6.インポッシブル・バーガーって知ってる?

プラントバーガーって食べたことはありますか?モスバーガーやバーガーキングなどのファストフード店のメニューでも見かけるようになりました。インポッシブルやビヨンドという企業は、大豆ミートなどの環境にやさしいお肉を作っている会社です。農業は温室効果ガス排出の19%を占めており、酪農による排出が大きいと言われています。そこで、登場したのが、大豆ミートです。なんといっても「おいしい!」のがすごいです。この環境に良い肉を食べようという動きは、特に若い人を中心に広がってきていて、「フレキシタリアン」と呼ばれているそうです。

7.グリーン・ウォッシュと悪代官

こんな時に必ず登場する悪い奴。グリーン・ウォッシュです。グリーン・ウォッシュは「うわべだけ環境保護に熱心にみせること」を指します。グリーン(=環境に配慮した)とホワイトウォッシング(=ごまかす、うわべを取り繕う)を合わせた造語で、主に企業の広告や企業活動に対して使われています。

例えば、政治が介入して炭素税をとる「カーボン・プライシング」とか、企業が排出した二酸化炭素分を森林業者から炭素分を支払ってオフセットする「カーボン・オフセット市場」などがあります。

まとめ

この本には、カーボン・ニュートラルに関する情報が網羅されており、この1冊さえ読んでおけばカーボン・ニュートラルに関する世界と日本の状況が大体わかっちゃいます。「なんか最近よく聞くよね~。」程度の方は、この本を読むことで、「それ、グリーン・ウォッシュだよね。」とか 「フレキシタリアンだね~」とか言って、ちょっとインテリっぽくできるかも!? いまや、GAFAMを倒すのはこれしかない!とまで言われています。ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか?


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