アサーティブ・コミュニケーションとは?

ステップ5 お金を守ろう

カナダの学校で、Eary childhood Educationを専攻(早期幼児教育)してた時に、驚いたことがあります。

それは、カナダの保育園で一番最初に学ぶことが、”みんな違うこと”でした。日本の幼稚園では”同じこと”に注目して、同じ色、同じクラス、同じ性別、同じ人間・・・みんな同じだね。だから分かり合えるはず。と一番最初に学びます。一方、多民族国家であるカナダでは、”みんな違うこと”を最初に学びます。髪の色が違う、目の色が違う、好きな食べ物が違う、違う文化・・・みんなユニークだね。だから互いに尊重して、認め合いましょう。と一番最初に学びます。

決して、カナダが優れていて、日本が劣っているということではなく、文化や歴史的背景があるのでそれぞれ違った教育体制になったのだと思っています。

東京オリンピック・パラリンピックの大会ビジョンは、「多様性と調和」でした。「人種,肌の色,性別,性的指向,言語,宗教,政治,障がいの有無など,あらゆる面での違いを肯定し,自然に受け入れ,互いに認め合う」というものでした。この大会を通じて、人との違いを認める認識が高まりつつあることを実感された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? このような、多様性が求められている今、”みんな同じだね”とか、”みんな我慢しているから我慢しよう”という考え方に”なんか違うんだよな”と感じるようになりました。でも、”自己主張する”っていうのもなんか違う・・・そこで、ちょうど良さそうな、”アサーティブ・コミュニケーション”というものを知ったので紹介したいと思います。

アサーティブ・コミュニケーションとは、相手を尊重しながら、自分の考えや気持ち、権利について適切に主張するコミュニケーションの方法です。

日本に住んでいると、自己主張が強い人は”空気が読めない”と嫌われてしまったり、逆に我慢しすぎて自分を傷つけてしまったり、我慢しすぎて極端に攻撃的になってしまうなどの経験をしたことがあるのではないでしょうか? こうした経験を通して、”辛い”、”日本やだ”とか思ったこともあるのではないでしょうか? カナダでは、アサーティブ・コミュニケーションが日常的に行われて、会社の人や、学校、友達とも議論する機会が多くあります。また、自分の意見を言わないと ”なんか隠してるのでは?”と不信感を持たれてしまったり、”甘え”ととらえられてしまう可能性があります。

それでは、具体的にどのようなものが、アサーティブ・コミュニケーションなのか、攻撃的コミュニケーション、受身的コミュニケーションと比較してみましょう。

攻撃的コミュニケーションの人は

・相手の気持ち、考え、権利を尊重しない

・自己中心的な発言および行動をとる

・相手を責める発言あるいは質問をする(あなたはいい加減だよね。など)

・相手の話を聞こうとしない

・解決方法よりも自分の意見を通すことに集中。勝つか負けるかの尺度で考える

・事実を相手に確認せずに否定的な前提で話を進める

・相手を脅す

受身的コミュニケーション

・自分の気持ち、考え、権利を明確に表現せず、相手に理解してもらおうとする

・アサーティブ・コミュニケーションは攻撃的だと思っている

・相手を怒らせたくないあまり、自分の気持ち、考え、権利を尊重しない。

・相手に合わせ、自分が主張をせず我慢することで問題を解決を図ろうする

・時に我慢をしすぎて、攻撃的コミュニケーションにジャンプする

アサーティブ・コミュニケーション

・相手の気持ち、考え、権利を尊重すると同時に自分の気持ち、考え、権利を尊重する

・自分の意見はしっかりと主張するが同時に相手の意見も聞く

・相手に責任を押し付けず、自分で責任を取る

・相手を攻撃したり、脅したりしない

・常に相手との間に建設的な解決方法を見出す努力をする

・オープンな気持ちで相手と接する

・むやみに感情的にならず、相手にわかるように明確に、論理的に話す

・自分が勝つか負けるかではなく、相手も自分も納得できるような解決方法を見つけようとする

このように、アサーティブ・コミュニケーションとは、相手の意見だけでなく自分の意見も尊重します。自分の主張するポイントを明確にし、論理的に説明します。何よりも、相手に責任を押し付けず、自分で責任をもつことが重要です。

次回は、アサーティブ・コミュニケーションをするにはどうしたらいいのか?について書いていきたいと思います。

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