【頑張っている人に読んでほしい本】あやうく一生懸命いきるところだった

幸福度を知ることが出来る指数のひとつとして自殺率が挙げられます。

世界主要国の自殺率ランキングによると、日本は７位で、G7の中でトップでした。

自殺率ランキング – 世界事典 (theworldict.com)

また、厚生労働者が発表した自殺者数は、2021年1月～11月で17,541人でした。

202111-sokuhou (mhlw.go.jp)

頑張り屋さんが多いこの国で、一生懸命頑張れば頑張るほど不幸になってしまうひとがいる一方で、努力せずにのほほんと生きている人もいます。

このもやもやとした気持ちはいったいどうしたらいいのでしょうか？

努力は報われない

小さいころに読んだ漫画やアニメは、「努力は裏切らない。」「努力は必ず報われる。」っていうのが定説だったし、親や学校の先生にも「努力が足りないからだ」と言われたりしました。

めっちゃ頑張っているに、成果がでないと努力していないからだと決めつけられてきました。

みんな毎日会社や学校にいって、勉強して、人間関係もうまくやって、大人も子供も頑張り過ぎなぐらい頑張っています。

しかし、残念ながら努力は裏切るのです。

同じ試験でも、頑張っても合格しない人と頑張らなくても合格できる人がいます。

血のにじむような努力を重ねて勝ち取った結果と、毎日ビールを飲んでのんびり生活した人の結果が同じなんてことはよくあることなのです。

私は、頭の回転もよくなく、要領も悪いタイプなので、よくわかります。

人間は生まれつき不公平に作られているのです。

他人の常識は自分の常識ではない

親戚が集まると、「だれだれちゃんはどこどこの高校に合格した」とか「子供はまだか」とか自分の常識を一般常識のように聞いていくる人いますよね。

その時はうまく流せても、お家に帰ってからぐったりしてしまったりします。

別に結婚してようがしていまいが、子供がいてもいなくても、頭がよくてもよくなくても今のままでも十分幸せな人もたくさんいるのに。何故傷つく必要があるのでしょう？

人は、人と比較することで不幸になります。

離婚しているとか、子供がいるとか、どちらにせよ優劣をつけられる問題でなくその人の幸せはその人のものです。

せめて、自分だけは自身の幸せを誰とも比較せずに大切にしていたいと思うのです。

自分に大切なことは？

一般的には、良い大学を出て、大手企業に勤めて、出世してお金を沢山稼いで、家庭を持ち、子供がいれば、成功者とか勝ち組とか言われる部類になるかと思います。

でも、それが全ての人にとっての幸せとは限りません。

お金持ちになればもっとお金持ちと比較してしまってがっかりするかもしれないし、東大を出ても、もっと優秀な人と比較してがっかりするかもしれません。

ゲーテいわく、「人生とは速度ではなく方向」なのだそうです。

自分が幸せになるためにはどの方向を目指すべきか？まずは、ゴールを明確にすることが幸せになる第一歩なのかもしれません。

一生懸命ではなく楽しもう

最初は、やる気満々で行っていた会社でも、徐々に努力しても自分の成果にはつながらないということが分かってきます。一生懸命働いても報われないのであれば、モチベーションは下がる一方です。

しかし、生きるためには、お金が必要です。

安定した収入を得るため、毎日会社に行って、働かないおじさんやおばさんを横目に、より効率的なワークフローを提案して、セクハラやパワハラにも耐え、嫌がらせのような仕事を笑顔でこなしていく必要があります。しかしこれでは辛すぎる。

辛い仕事でも自分が好きなことなら楽しめるかもしれません。

時間と経験はトレードオフです。今の時間を会社に売ってお金を受け取るのか、お金と引き換えに経験をとるのか。

あと何歳若ければできたのに・・・と後悔しないように今を楽しむことも考えてみてはいかがでしょうか？

定年で退職して、「近頃の若いもんは・・・」と愚痴をこぼすような老害にはなりたくありません。

何歳になっても新しいことに挑戦して、楽しく働いているチャーミングな高齢者になりたいです。

まとめ

一生懸命生きている人にこそ読んでほしい本です。共感できるところが沢山あって、気が楽になるかもしれません。どんなに努力してもダメな時はダメなんだと、良い意味で諦めてしまって、肩の力を抜くことも人生には大切なのかもしれません。

努力することをやめてしまっても、案外どうにかなるものです。

本当に心が折れてしまう前に、ちょっとだけ自分を思いっきり甘やかしてみてはいかがでしょうか？

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